2024.06.03 おひとりさま相談室

国立社会保障・人口問題研究所はこのほど、65歳以上の一人暮らし世帯が2020年の738万世帯から、30年後の2050年には1084万世帯に増えるとの推計を発表しました。近年、高齢化や単身化などを背景に、病院や施設に入る際の保証人や手続き、葬儀や遺品整理など、家族や親族が担ってきた役割を果たす人がいない高齢者が増え、誰が担うかが課題になっています。

そうした課題を解決しようと、大分市金池に「おひとりさま相談室」を開設しました。社会福祉士と看護師らが無料で相談に応じ、生前のことから、葬儀や納骨といった死後の対応まで、継続的に支援します。

単身高齢者は、病気になった後や亡くなった後で対応に困るケースが多いです。日常の困りごとや、相続や遺言作成といった終活の相談に乗り、ご本人の状況やニーズに応じた支援プランをご提案します。必要に応じて行政サービスや弁護士など専門職につなぐこともあります。

高齢期の課題の多くは公的支援でカバーされておらず、サポートする民間事業者は増えていますが、契約時に高額な預かり金が必要なことも多く、消費者トラブルも増えています。現状では本人の死後、契約通りにサービスが提供されたかを誰かがチェックする仕組みもありません。

私たちは「身寄りの有無に関わらず、人生の後半戦を豊かに過ごし、自分らしく終えることができる社会の実現」を目指してサポートいたします!

■みんなの後見センター
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大分市金池南1-5-1 201号
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