2024.10.02 がんの治療について  -サイバーナイフ放射線治療-

皆さん、「がん」の治療方法には大きく「外科手術」と「化学療法(抗がん剤治療)」、そして「放射線治療」があることはご存知でしょう。
その「放射線治療」のなかにサイバーナイフというロボットを使用した治療があります。

サイバーナイフとは、工業用ロボットアームの先端に放射線発生装置が取り付けられた最新鋭の放射線治療機器(ロボット放射線治療)です。

工業用ロボットと同様の精密さがあり、ピンポイントでがんだけを狙って放射線を照射することができます。がんの部分に絞って照射することにより、正常な組織の障害を避けながらがんの根絶を目指す治療方法となっています。
特に、がんの広がりが一定程度に収まっている方にメリットが大きいです(全身にがんが広がりきっている場合には、一般的には抗がん剤が優先されます)。

当院では、2004年より大分県で唯一のサイバーナイフを導入し、現在まで転移性脳腫瘍(脳転移)や早期の肝臓がん・肺がん、各種骨転移巣、リンパ節転移巣など、さまざまながんの治療に使われています。

保険適用ではありますが、大きさや病変数などによって適用に制限があるので、治療でお悩みの方は専門医へご相談ください。


【診療日】
月曜~金曜(8:30~11:30)

【担当医】
香泉 和寿(放射線科治療部長 サイバーナイフ担当)

社会医療法人 敬和会 大分岡病院
地域・患者総合支援センター
TEL:097-503-5033
※外来受診は紹介状と予約が必要です
https://keiwakai.oita.jp/oka-hp/