2025.05.06 土地売買時の注意点について

土地を売買する際には、登記や境界に関する確認がとても重要です。
これらの手続きを正確に行わないと、将来トラブルを招く可能性があります。
今回は、土地売買時に押さえておきたい主要なポイントを解説します。

土地売買において、最初に行うべきことは登記簿の確認です。
登記簿は3つに分かれています。
「表題部」は土地の所在や地目、地積などの基本情報、「権利部(甲区)」は所有権に関する情報、「権利部(乙区)」は抵当権や地上権などの所有権以外の権利に関する情報がそれぞれ記録されています。

登記簿を確認することで、売主が正当な所有者であることや、土地に抵当権が設定されていないかを確認できます。

土地の境界を明確にすることは、トラブルを防ぐうえで不可欠です。
現地で境界標が設置されているかを確認し、境界標がない場合は隣地所有者の方と確認のうえ、新たに設置する必要があります。
また、登記された境界線と現地の境界標が一致しなければ、トラブルの原因となりますので、境界標が設置されていない土地の売買を行う際には、お近くの土地家屋調査士に相談をすると良いかもしれません。

土地の売買は一生に一度の大きな取引となることが多いため、登記や境界に関する確認を怠らないことが重要です。

土地家屋調査士法人 中央ライズアクロス大分本店
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