2024.07.01 暑い時期に気を付けたい熱中症

熱中症とは、気温や湿度が高い環境でめまいやだるさなどの症状が起こる状態をいいます。
気温や湿度が高いと体の発汗調節が上手くいかなくなり、体内の水分や塩分のバランスが次第に崩れ始め、いろいろな症状が出てきます。

症状などによって三段階(Ⅰ度が軽症、Ⅱ度〜Ⅲ度は中等度〜重症)に分けられ、最初はふわふわする感じや体のだるさ、吐き気などで気がつきます。この段階(しっかり返事ができる)では、休息と飲水+体を冷やすことにより、短時間で回復します。しかし、ぼんやりして返事をしない(=意識障害)、顔が真っ赤(38度以上の発熱)、四肢にけいれんを起こしたりすると、Ⅱ〜Ⅲ度の段階です。急いで病院を受診しましょう。

水分は、やや多めに摂ることをおすすめしますが、喉が渇いた時点で、すでに脱水状態が進んでいます。併せて塩分も摂りましょう。スポーツ飲料や、お茶+塩飴などが入手しやすいですが、糖分を取り過ぎる問題もあります。最近では、経口補水液が市販されていますので、それらを摂取するのが理想的です。

また、電気料金を考えてエアコンの使用を控える方も多いのですが、熱中症の症状が進み、入院する方も多いです。エアコンは我慢せずに使いましょう。


【診療日】
月曜~金曜(8:30~11:30)

【担当医】
市村 誉(救急科部長)

社会医療法人 敬和会 大分岡病院
地域・患者総合支援センター
TEL:097-503-5033
※外来受診は紹介状と予約が必要です
https://keiwakai.oita.jp/oka-hp/