2024.11.02
高齢社会対策大綱の改定
このほど6年ぶりに改定された最新の高齢社会対策大綱には、急増する「おひとりさま」高齢者の支援が重要なテーマとされています。
中でも、本人の意思を尊重し、精神的・身体的な「ウェルビーイング」(幸せ・健康・福祉)を支える仕組みとして、任意後見制度が注目されています。
任意後見制度は、本人が元気なうちに信頼できる後見人を選び、判断能力が低下した際に財産管理や生活支援を委任する制度です。
これにより、老後の生活に対する不安を軽減し、安心感を得ることで、高齢者のウェルビーイングを高める効果が期待されています。
特に「おひとりさま」高齢者にとって、信頼できる人に将来を託すことで、孤独・孤立感を減らし、自己決定の尊重が図られることは大きな安心材料となります。
大綱では、地域コミュニティーとの連携やデジタル技術の活用も推奨されています。
見守りサービスの強化や緊急対応のシステムが整備され、
任意後見制度を活用することで、社会的孤立を防ぎながら心身の健康を守る仕組みが提案されています。
また、地域コミュニティーとの連携を密にし、高齢者が孤立しない環境を作るための福祉ネットワークの重要性も盛り込まれています。
私たちが目指す「身寄りの有無に関わらず、誰もが安心して人生の後半を豊かに過ごし、自分らしく終える社会」の実現は、今後ますます大切になるでしょう。
自治体や民間企業と連携しながら、持続可能な高齢者支援モデルの構築に貢献していきます。
■みんなの後見センター
0120-08-1357
大分市金池南1-5-1 201号
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