
空気が澄んだこの時季は星がよく見えるため、天体観察に最適な季節です。冬の星座には明るい星も多く、他の季節と比べ、一段と華やかに輝いています。今夜は暖かい格好で、ゆっくり夜空を眺めてみませんか?
監修:JX金属 関崎みらい海星館 副館長 西山 浩司 氏
▲2月15日午後9時ごろの南の空
この時季南の空では、冬の代表的な星座である「オリオン座」が目立って見えています。そのためオリオン座の1等星「ベテルギウス」や全天で1番明るいおおいぬ座の1等星「シリウス」、こいぬ座の1等星「プロキオン」を見つけることは難しくありません。この3つの星を結んだものを「冬の大三角」と呼んでいます。また地平線近くには、りゅうこつ座の1等星「カノープス」が輝いています。この星は「福寿星」とも呼ばれ、見つけると長生きできると言い伝えがあります。
▲2月15日午後9時ごろの北の空
北の空では、本来は春の星座で大きな姿の「おおぐま座」が高く昇ってくるようになります。大きな熊の尻尾辺りでひしゃく型に並ぶ7つの明るい星が「北斗七星」です。秋の星座カシオペア座と合わせて、「北極星」を見つけるための大切な目印となります。
星空を眺めることには、さまざまな効果があるとも言われています。忙しい時や眠れない夜は少しだけ星空を眺める時間をつくり、心と身体を労わりましょう。
【リラックス効果】
屋外に出て、暗闇や静けさを感じることで心が落ち着き、リラックスした状態になります。星空を眺めながら深呼吸してみましょう。
【ストレスの軽減】
果てしなく広がる宇宙や、何千年、何万年もかけて地球に届く星の光に思いを馳せると、心に抱えた問題が小さく感じられることがあります。
【快眠効果】
眠気をもたらすホルモン「メラトニン」は、暗い所で分泌量が増えます。また遠くの星を見ることで瞳孔が小さくなり、次第に副交感神経が優位になります。
今年開館30周年を迎える、大分市の東端・佐賀関半島にある天文・海洋展望施設。週末の夜間開館日には、県内最大の大きさを誇る最新の天体望遠鏡を使って、月や惑星、季節の星などを観察することができます。さらに、完全予約制のプラネタリウムは、予約時に幼児から大人向けまで投影番組を選ぶことができます。宇宙に関するグッズを取り揃えた売店では、宇宙食や宇宙カプセルトイなどが人気です。
▲300度の視界が楽しめる展望室からは、大分市の工業地帯から別府や国東半島、愛媛の佐多岬などが望めます。南の水平線には水ノ子灯台の姿も。
▲口径83cmの大型天体望遠鏡。昼間はモニターを通して太陽の姿を見ることができるほか、条件により1等星や金星などを観測できます。また夜間には星雲や星団を鮮明に見ることができます。
▲大分市初の最新式デジタルプラネタリウムでは、現在・過去・未来の星空や宇宙を旅することができます。
▲2023年7月にリニューアルし、海洋や宇宙について学べる展示やクイズコーナーなどを新設。
●住所/大分市佐賀関4057-419
TEL.097-574-0100
●営業時間/10:00〜18:00(入館は17時30分まで)
金〜日曜、祝日〜22:00(入館は21時30分まで)
[天体観測]
昼の部10:00〜16:00(4〜8月は16時30分まで)
夜の部(金〜日曜、祝日、8月のみ)
2・3月19:00〜22:00、
4〜9月19:30〜22:00、
10〜1月18:30〜22:00
●休館日/火曜(祝日の場合は翌平日)
●観覧料/プラネタリウム(要ネット予約)
大人500円、高校生250円、小中学生100円
天体観測室見学(予約不要)大人420円、高校生210円、中学生以下無料
くじゅう連山を間近に臨む、九重町にある宿泊施設。部屋はコンドミニアムとコテージの2タイプからなり、この季節に嬉しい薪ストーブ付きや、九重の山々を一望する露天風呂付きなど別荘気分で宿泊できます。冬季限定の宿泊プラン「星空観望」では、ホットコーヒーを飲みながら、無料貸出の天体望遠鏡を使って星空観察ができます。星が降り注ぐような九重の夜空は、まさに天然のプラネタリウムです。
▲天体望遠鏡を使って、順番に星を観察します(写真はイメージです)。
▲県道11号沿いに立つリゾート宿泊施設。3月31日(月)まで、通常600円の日帰り温泉が半額で楽しめます。
●住所/玖珠郡九重町田野字西の小池228-314
TEL.0973-79-3316
●宿泊/コンドミニアム チェックイン15:00、
チェックアウト11:00
コテージ チェックイン16:00、
チェックアウト11:00
立ち寄り湯 13:00〜18:00