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2020.03.31 製薬会社がつくったこだわりのプロテイン

「後藤散」で知られる、臼杵市の「うすき製薬」。今年、創業100年を迎える同社が開発した「えんどう豆プロテイン(ピープロテイン)」が第3のプロテインとして全国でも話題になっています。今回は、製品開発に携わった品質保証部の姫野さんに話を聞かせていただきました。

 

人生100年 超高齢社会にできること

日本は、65歳以上の高齢者が総人口の約3割を占める超高齢社会に突入。大分県でも高齢化は加速しています。人生100年時代を健康で元気に過ごせるような製品を作るという、社内の開発プロジェクトが3年前にはじまりました。

 

知られざる「えんどう豆」のパワー

年齢を重ねると、食欲の低下や加齢・病気などで食が細くなり、栄養が満足に得られない「低栄養」が大きな問題に。特に、筋肉や骨などの主成分となるたんぱく質が不足しがちです。そこで、筋トレをする男性向けではなく、シニア層や女性向けにプロテインを作れないか、と考えました。中でも、タンパク質補給に優れ、アレルギー特定原材料等27品目や遺伝子組み換え食品不使用という、摂取を妨げる要因が限りなくゼロに近いナチュラルな素材であるえんどう豆の存在を知った際に、これだ!と思いました。その中で、徹底した品質管理と充実したエビデンスデータをもつ素材と巡り合い、商品化をすすめていくことになりました。

 

苦労した「糖質0」と味のバランス

ようやく完成させた第一弾はコンセプトでもある栄養価の高さとナチュラルな特性を、そのままお客様へお届けしたかったため、味付けに必要な甘味料や添加物を一切使用しないプレーンという大胆な選択に。様々なプロテイン商品がありふれる中、特にアレルギーが気になる方や健康志向の高い方へ、他にはない“えんどう豆”ならではの魅力を知っていただきたかったのです。商品特長を評価いただき、販売店での取り扱いも徐々に増えていった反面、えんどう豆独特の風味が苦手で、もう少し飲みやすいものがあればといったお声をいただくこともありました。そこから、“味”についての研究の日々…。その中で、開発当初から変わらず大事にしていたのは「糖質0」という、もう一つの特長。甘くて美味しいプロテインはたくさんありますが、味付けをおこない「糖質0」を維持するのはハードルが高く、苦労しました。
特に、最近は、ダイエット目的の方など、日常的に糖質が気になる方や制限されている方が多く、「プロテインを飲んでみたいけど太りそう…」という場合にも、安心して飲んでいただける製品にするために、「糖質0」と味の両立にはとことんこだわりました。

 

“安心”を与える毎日の食事

プレーンに追加して、パイン風味と抹茶風味という2つのシリーズ品を開発することに成功。取り扱い店舗も増え、より多くの人に知られるようになりました。シェイカーなどの器具は不要で、水に簡単に溶けるので、パイン・抹茶は従来どおり氷を入れて冷やして飲んだり、プレーンは味噌汁やポタージュスープに混ぜて飲んだり、日常の食事にプラスオンしてそれぞれが取り入れやすい方法で活用いただいています。健康的な食事を摂ることは、本人はもちろん家族も安心できるのだと、改めて実感しました。

 

これからも大分の健康を支える

製品を作る上で、“いいもの”を作ることはもちろん、生活者が取り入れやすい価格にもこだわっています。大正9年に「後藤散」ができ、今日まで地元の方たちに育てていただきました。これからも大分県に本社を置く製薬会社として、地元の皆さんに支持され、愛される企業でいたいと考えています。

 

えんどう豆由来「ピープロテイン」
プレーン1,600円
パイン風味1,800円
抹茶風味1,800円

 

お問合せ/うすき製薬株式会社
フリーダイヤル0120-5103-81
大分県臼杵市市浜997-1
受付時間/8:00~17:00(土日祝は除く)

 

 

うすき製薬株式会社