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2020.05.01 誕生から50年、今も尚、発展する街「明野」

誕生から50年以上が経過し、今もなお発展を続ける大分市明野地区。市内でも人気の高い住宅地のひとつである明野の歴史と魅力を紹介。

 

大分市の真ん中の小高い丘に位置する明野地区は、昭和40年代からの臨海工業地帯の建設にあわせて、新日鐵(現日本製鉄)をはじめとする進出企業の社員とその家族のためのベッドタウンとして開発がスタートした。明野西町、緑町を皮切りに、県主導のもと当初から宅地、公共施設、学校、商業施設、医療機関の配置、道路建設などが計画的に行われてきた街並みは、あけのアクロスを中心に周囲へ向かって発展を続け、今や約9700世帯、17自治会で構成される大型住宅地へと成長した。

 

その人気の秘密は、充実した生活環境、市内どこへでも行きやすい交通の要所、住民の教育意識の高さ、明野まつりをはじめ盛んな自治会活動や文化・スポーツ活動など、あげればきりがない。

 

そんな明野も近年では、初期の入居者の高齢化の進行による人口減少や周辺環境の変化などにより、転換期を迎えている。平成10年代の明野地区再開発により、かつての明野の風景の象徴であった企業アパート群は姿を消し、複合商業施設あけのアクロスタウンや住宅地、分譲マンション、医療クリニックタウンなどに生まれ変わった。

 

また、明野50周年を機に住民代表から「コミュニティの新構築」という考えで「明野創生ビジョン」が発表され、それを基に「地域まちづくりビジョン」として市へも提言を行うなど、新しい明野の創生に向かって動き出している。

 

さらに地場企業のベツダイが造成中の分譲宅地「グランヒル明野西」をはじめ、民間企業による住宅地のミニ開発や分譲マンションの販売などが相次いでおり、若い世帯にとっても「暮らしたい街」としての魅力が高まっている。