消防団のルーツは、江戸時代に活躍した町火消です。
各町の火消したちは、火事が起こると、自分たちの象徴であり、地域の誇りでもあった「纒（まとい）」を、燃え盛る建物の風下屋根に我先にと掲げ、消火にあたる火消したちを鼓舞したといいます。
そのような火消したちの勇気と地域愛が、住民からの信頼や安心感に繋がり、地域の消防を担う組織として定着していきました。
時代は変わっても、現代の消防団に地域愛や粋な心を大切にする文化は受け継がれています。

大分市消防団では消防団員を募集しています。
昨年、象徴である纒を新調し、消防団員からなる豊後八纒會（ぶんごはってんかい）が、今も昔もこれからも変わらない火消しの心意気を表現する活動を通じ、改めて地域防災の重要性を地域の皆様に伝える取り組みを行っています。
建物の防火性能や耐震性能の向上、河川の護岸整備などにより、人々の自助意識は低下していると言われています。
「天災は忘れたころにやってくる」ことに正面から向き合い、高く掲げる纒を地域防災の旗印と捉え、消防団と共に災害に強い地域を目指しましょう。

小さな頃にあこがれたあの背中。
一緒に消防団をやってみませんか

【お問い合わせ先】
大分市消防局総務課　℡097-532-2188