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2024.06.17 熱中症に気をつけましょう!!

7月は、梅雨が明け、気温が上昇し蒸し暑い日が続く時期です。まだ暑さに慣れていない時期は、気温の上昇に適応できずに熱中症になることがあります。

熱中症とは、熱に中る(あたる)という意味が言葉の由来とされています。その原因や症状、程度によって熱けいれんや熱疲労、日射病などさまざまな呼び方をされてきましたが、厳密に区別することが難しく、最近では暑熱環境によって生じる障害の総称を『熱中症』と言います。
熱中症予防のポイントを参考にされ、楽しい夏を過ごしましょう。

熱中症予防のポイント
・部屋の温度をこまめにチェック!(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお勧めします)
・エアコンや扇風機を上手に使いましょう。
・のどが渇かなくてもこまめに水分補給!
・外出の際には体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
・運動や作業は、なるべく涼しい時間に行い、無理をせず適度に休憩を!
・日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!

大分市で昨年夏季(2023年6月~9月)の、熱中症(疑いを含む)に関する救急出場は358件で、その約6割が高齢者の救急搬送となっています。
※室内でじっとしていても、環境によっては熱中症になる場合がありますので、ご注意ください。

熱中症の代表的な症状としては、体温上昇、めまい、倦怠感(体がだるくなる)等があり、症状がひどくなるとけいれんや意識の異常など様々な障害をおこす可能性があります。
もし、熱中症かもと思ったら熱中症の応急処置を参考にされてください。

熱中症の応急処置
基本は、休息・水分補給・冷却です。あわてず、処置を行いましょう。

・涼しい場所に移動させ、衣服を緩める。
・首の周り、脇の下、太もものつけねなどの太い血管を冷やす。(氷嚢やアイスパックがあると効果的!)
・塩分を含んだ水分またはスポーツドリンクを補給する。(自分で飲めないときは無理に飲ませない)
・嘔吐している場合は、横向きに寝かす。

情報提供/大分市消防局救急救命課 救命指導担当班